Matlis 双対とか
最近は可換環論では Gorenstein 環の基本的なことをゆっくり勉強していたりする.
先に小咄的なことなんだけど, があったとき,
を
の injective hull とする. このとき,
って
の完備化と同型だったりする. (証明は簡単で,
の素因子が
しかないから
とかけて, あとは Matlis 双対.)
ところで 関手のことって, 導来圏で考えたほうが絶対いいんじゃないかって. 実際 Cohen-Macaulay
-加群
について
みたいな同型があるわけだけれども, よく考えればこの射が自然にあることはわりと自明. 導来圏で自然な構成にみえる射のことを調べるというなら, Gorenstein とか Cohen-Macaulay とかの言葉を圏論的なセッティングにもっていきたくなる.